士業の方と知り合いになろう

 皆さんは「士業」という言葉をご存知ですか?国家資格を取って、社会生活において必要な様々な手続き等をあなたの為にやってくれる方のことです。弁護士、会計士などが代表的です。本記事は、私自身の経験をもとに、色々な士業の方と、日頃から知り合いになっておこう、というお話です。

社会生活において、自分の事だけでなく、両親の事も含めて、いろいろやらなければならない事があった時に、気軽に質問が出来て、正しい解答を貰える人がいると非常に安心です。メールで、困っている問題を具体的・率直に書いて「こうこうこういう場合はどうすれば良いですか?」と聞いて答えが貰えたら便利ですよね。もし専門家に知り合いがいたら、さっとメールして、1~2日のうちに疑問に答えてもらえます。ただし、質問メールの最後には、必ず、「もし費用が発生したら支払いますのでご請求ください」と書き添えます。先方もプロなので、貴方の問題を解決する際に時間や知識を使ったら、報酬を得ることは当然です。メールに返信する手間だけで答えられる場合は多分費用の請求はありません。

士業の方に出会う機会はあまりないかも知れません。意外と出会うのが、同窓会です。同窓会で士業の方に出会ったら、話をして、必ず名刺をもらっておく事をお勧めします。先方からも、息子(娘)が理系に行きたがっているんだけど?みたいな相談を受けることもあります。PTAとかも機会があるかもしれませんね。

社労士

正しくは、社会保険労務士で、業務は広範囲に渡ります。我々に関係あるのは、年金の相談とか、もし会社を起こしたりしたら、社会保険とかです。社労士の方と知り合いになる簡単な方法は、口座のある(地方)銀行でやっている年金相談会に参加してみる事です。何か、個人的に具体的に知りたいことがあれば、個別の相談も可能です。話をして良さそうな方だと思ったら、名刺を貰っておけば、将来質問したり、依頼したり出来ます。自身の年金の申請はもちろん、扶養の相談だったり、遺族年金の申請だったり、相談出来る事がわかっていれば安心です。

もちろん最寄りの年金事務所でも親切に教えて貰えます。先日、年金事務所に予約を取って、米国の国民年金であるソーシャルセキュリティの申請をしたのですが、稀なケースだとは思うのですが、親切に、手際よくやってくれました。

会計士・税理士

税金に関することは、会計士さん、または税理士さんです。会計士さんの方が、業務範囲が広いとは思いますが、個人レベルの税金の話は税理士さんでも会計士さんでも大丈夫です。同窓生で見つからなかったら、身近に自営業の方や、会社をやっていらっしゃる方がいれば、良い方をご存知ないか、聞いてみましょう。給与以外の収入が出来たら、色々な相談が出来る方がいるのは安心です。

会計士・税理士事務所では、顧問会計士・税理士みたいな制度があって、毎月定額のお金をお支払いすれば、質問に答えてくれたり、確定申告をやってくれるという仕組みもあります。自分で気づかない節税法とかを教えてくれたりもするので、意外とお得なのかも知れません。長い付き合いになるので、まずは、顧問になってもらいたいような会計士さん、税理士さんを見つけるのが大事です。毎年の所得に対する納税以外にも不動産売買や贈与、遺産相続の際に相談出来ると安心です。

司法書士

司法書士さんがやってくれるのは登記や公証関係です。「簡単な登記は自分でやろう」という別記事を書こうと思っているのですが、司法書士さんにお願いした方が良い場合もいくつもあります。不動産を他人から購入する場合の権利の登記は司法書士さんにお任せした方が良いです。家族信託とか、信託される不動産の登記も司法書士さんにやってもらわないといけません。特に家族信託を検討している場合には、信頼できる司法書士さんに相談するのが、良いかと思います。遺言も、今は自分一人でも登記所に行って出来るようになっていますが、司法書士さんに手伝ってもらうのも良いかもしれません。

なお、建物の表示(表題)登記は例外的に土地家屋調査士さんに依頼します。こちらは建築士さんに図面を書いて貰えば、自分でも出来ますが、ローン契約が迫っている場合などは、土地家屋調査士さんにお任せした方が良いでしょう。

土地や建物の権利とか、登記に関して相談したい場合、地域の司法書士会、土地家屋調査士会が主催して、無料の相談会を開催しています。市役所とかのホームページに日時や予約の仕方が出ています。なんでも相談できますが、具体的な登記のやり方について申請書を持っていって質問するのは駄目だそうです。本来料金を取って対応する事なので。

建築士

こちらも、「木造住宅を建てよう」的記事を書こうと思っています。建築士さんの場合、建てる建物の好き嫌いが一番大事なので、知り合いになるより、自分達の建てたい家を建ててくれる建築士さんを一所懸命探す、という感じになると思います。

弁護士

あなたが何か揉め事に巻き込まれたとして、法的解決を手伝ってくれる方です。弁護士さんの場合は、弟(妹)が弁護士、みたいな例外的な場合を除いて、知り合いがいても気軽に相談するのは気が引ける感じがしますよね。実際に依頼する事になったら、勝訴の可能性とか、費用とかを利害抜きで教えてくれるような弁護士の知り合い(友達)がいれば良いですよね。まあ、揉め事に巻き込まれる可能性は少ないので、巻き込まれてから考えても良いとは思います。

ファイナンシャル・プランナー、宅地建物取引士

士業、ということでついでに書いておきます。研究者的な人生はあまり一般的ではないので、FPに相談しても適切な解答を得るのは難しいかもしれません。私は利用したことはありません。とはいえ、以前、ファイナンシャル・プランニングもしている会社の社長さんに別の仕事を依頼した際に、話題の一つとして、ファイナンシャル・プランニングの話をしたら、プランニングシートというのを頂きました。そのシートを埋めてみることは、かなり参考になった記憶があります。多分関連の書籍を買えば出来る程度の事のような気がします。

不動産の売買の際には宅地建物取引士さんとやり取りをします。私の場合、偶然巡り合った方数名が皆さん良い方だったので、世間の常識とは違って、皆さん良い方なのかなとも思いますが、顧客の利益よりも自己の利益をを優先するケースもあると聞いていますので、十分注意して臨んだ方が良さそうです。




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